株式会社AIRECサービス社長 南竜次(4)天理高時代の理不尽な上下関係から得た教訓と財産

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■傘下は約200人

 現在、南氏が経営する「株式会社AIRECサービス」は順調に規模を拡大。委託先は100人ほどいて、彼らが抱える見習は50人ほど。その他、運送や運搬を専門とする人員を含め、傘下は200人に届く勢いだ。

「これだけ人員がいても、仕事はなくなりません」

 エディオンから任されている拠点は愛知県の豊田センターや、三重県の四日市センター、兵庫県の尼崎センターなど、エリアを広げている。

「今のところ、経営は順調すぎるくらい順調です。僕だけ独り勝ちするのではなく、僕の取り分を減らしたり、『育成費』を設けることで、みんなで儲かるようにしたのが良かったと思う。やっぱり、『人は宝』です」 (この項おわり)

▽南竜次(みなみ・りゅうじ) 1972年、大阪府高石市生まれ。天理高(奈良)のエースとして夏の甲子園を制した90年、ドラフト4位で日本ハムに入団。97年に自由契約となり、米独立リーグのセントポール・セインツを経て98年に引退。NPB通算11試合、0勝0敗、防御率12.08。99年、灯油を巡回販売する会社に就職。2006年、「株式会社AIRECサービス」を起業。現在は従業員約200人を抱え、東海・関西地方で家電の設置工事などを請け負っている。

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