巨人・中川皓太“腰痛持ち”でも一軍前倒し復帰…投壊に苦しむ原監督の危険な賭け
待ちに待った「救世主」が帰ってくる。
巨人は15日、育成の中川皓太(29)と支配下選手契約を結んだと発表した。
中川は昨季の開幕前に腰痛を発症し、1年間を棒に振った。育成契約となった今季は、2月のキャンプでブルペン投球を行ったものの、復帰が遅れていた。巨人のさるファーム関係者がこう言った。
「キャンプで投げた時は首脳陣もみんな喜んだ。でも、症状がブリ返してしまった。状態がいい日と悪い日が一進一退で復帰プランは白紙に戻った。ようやく先月28日の二軍戦で532日ぶりに実戦で投げられるようになり、今月12、13日に連投テストを行ったが、満を持してというより、見切り発車で行くしかないという感じ。今、一軍は苦しいですから」
■「魔の八回」の救世主になり得るも…
15日現在、チーム防御率は12球団ワーストの4.20。救援陣全体の防御率も4.89とボロボロで、借金4の5位に沈むチームの元凶となっている。中でも八回はイニング別最多の25失点を喫しているが、「魔の八回」は今季に限ったことではない。