原監督の急な若手起用は巨人のためか保身か…「明日のスターつくる!」アピールの真意
巨人は19日現在、19勝20敗で借金1の4位。4月6日以来の勝率5割復帰も目前となっている。
18日のヤクルト戦は10安打で5点を奪った。5月に入り、14試合中10試合で2ケタ安打を放っており、打線は好調だ。
投げては高卒5年目の横川凱(22)が6回2安打1失点で3勝目(2敗)。原辰徳監督(64)も「よく頑張った」と目を細める。さる巨人OBがこう言う。
「最近、そんな原監督の様子が変なんです。解説者や報道陣に盛んに若手を起用していることをアピールする。先日も、ある球界OBが東京ドームを訪れた際、試合前練習時にあいさつに行って恐る恐る『中継ぎが大変じゃないですか?』と話を振った。確かにチーム防御率(4.26)は12球団ワースト。リリーフの数字はもっと悪いし、『魔の八回』なんて揶揄されるほどだから、原監督もやりくりにさぞ苦心しているだろうと、そのOBは思ったらしい。すると、原監督は意外な反応を見せたそうです」
このOBが続ける。
「『何が大変だよ。いい投手ばっかりだったら面白くないだろ。オレはね、明日のスターをつくっているんだよ』と胸を張ったそう。メディアにも『未来のためにあえて勇気を持って若手を使っている』と盛んに言っているとか。報道させようという意図が見え見えで、『どうしちゃったのか』とザワついています。今年は3年契約2年目ですが、一時は最下位に転落したこともあって、今季限りで辞めることが既定路線という雰囲気。その空気を変えようと躍起になっているのかもしれません」