チーム防御率2.75は12球団トップ! 日本ハム建山義紀投手コーチの「本当の評判」

公開日: 更新日:

 目下、チーム防御率2.75は12球団トップだ。

 交流戦を5位で乗り切った日本ハムの好調は投手陣が支えている。リーグ5位の防御率3.46だった昨季から一転、目覚ましい変化を遂げた。

 昨季の新庄剛志監督(51)は「トライアウト」のために、変則的な投手起用が目立った。今季は勝利のためにそれが無くなったことも関係しているのだろうが、「一番の要因は昨オフ就任したOBの建山義紀投手コーチ(47)でしょう」とは球団OB。

 建山投手コーチは現役時代の06年、中継ぎとして新庄監督とともに日本一を経験。メジャー挑戦や阪神を経て、引退後は東京五輪を含む日本代表チームの投手コーチを歴任した。新庄監督が就任当初から投手コーチとしてオファーを出していたといわれる人物でもある。

「謙虚だから選手たちは親しみやすい。現役時代に中継ぎで第一線を張っていた頃も、裏方に『投球で気付いたことがあれば何でも言ってください』と頭を下げていた。驚きましたよ。そんな選手はまずいませんから。そして、非常に研究熱心だった。トレーニングや投球技術、相手打者のこと、状況ごとの対応など満遍なく緻密にこなしていた。いわば頭脳派投手でした。それが解説にも生きていたし、その解説を参考にしていた選手もいたと聞く。指導法も、自身が現役時代にフォームを変えなかっただけに、実際にプレーする選手の意見や感覚を尊重しながらやっているそうです」(同前)

 新庄監督は「今年はコーチの言うことも聞く」と宣言したが、投手起用は建山投手コーチに一任しているとも。このところ万波や清宮の活躍がメディアを沸かせているが、縁の下には力持ちがいるようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末