日本ハム“逆輸入ルーキー”加藤豪将 常勝ヤンキースがドラフト2巡目指名した「技術とアタマ」
「外国人選手は変化球に対して泳ぐというか、体が前に突っ込むことが多いのに、打つときに体の軸がブレない。体勢が崩れないから、ボールの見極めができて選球眼もいい。ワンバウンドを打ちにいくようなこともありません」
こう言うのは日本ハムOB。5月31日のヤクルト戦に「5番・二塁」でスタメン出場、2本塁打、3打点で勝利に貢献したドラフト3位の逆輸入ルーキー、加藤豪将(28)のことだ。三回に初本塁打を放つと、続く五回にも2打席連続となる本塁打をかっ飛ばした。
■両親は日本人
米カリフォルニア州出身。両親は日本人。主に米国を拠点に暮らし、ランチョバーナード高時代の2013年、ヤンキースからドラフト2巡目指名されて入団した。マーリンズやパドレスを経て、22年にブルージェイズでメジャー初昇格。同年のドラフト3位で日本ハムに入団した。
自主トレ中に右手人さし指を骨折。オープン戦中には右脇腹肉離れと度重なるケガに泣かされたものの、25日のソフトバンク戦で一軍デビューすると、ここまでスタメン出場した4試合すべてで安打をマーク。打率.333と気を吐いている。