阪神・近本は心境吐露…無念の登録抹消で途切れた「フルイニング出場」の価値ってナンボ?
「自分でも(痛みの程度が)よくわからない。悔しいとか正味どうでもいい。ただケガをしたってだけ。復帰時期? 何がどうなるかもわからないです」
■右肋骨骨折で登録抹消の無念
5日、複雑な胸の内を吐露したのが阪神の近本(28)だ。2日の巨人戦で中継ぎの高梨から死球を食らい、右肋骨を骨折。4日に登録抹消となった。
今季は開幕から「1番・中堅」でフルイニング出場を続けており、打率.275、4本塁打、35打点。12盗塁はリーグトップと、走攻守のすべてにわたって活躍していた。
近本は昨季「フルイニング出場」を目標にしていたものの、8月に新型コロナに感染。特例抹消となる直前まで休まず出場しており、今季はそのリベンジに燃えていた。
もっとも、この記録は果たしてどこまで意味があるものなのか。阪神では金本、鳥谷がフルイニング出場の記録を作り、“鉄人”の名をほしいままにしていた。金本は1999年から2010年まで歴代1位の1492試合。鳥谷も12年から16年まで、遊撃手として歴代トップの667試合をマークした。