オリ山本、ヤクルト村上…WBC組が軒並みオールスター選外 問われる“夢の球宴”の存在意義
今年のオールスター(名古屋、広島)の選考が物議を醸している。
「早くから仕上げてきた選手は休んだほうがいい。彼らもロボットじゃないんでね」
パを率いるオリックスの中嶋監督は、今年の球宴監督推薦に関して、批判は覚悟とした上で、こう言った。ファン投票で選出された佐々木朗(ロ)らを除き、自軍の山本、宮城らWBC出場組は一人も選ばなかった。
その結果、特に内野は監督推薦で紅林(オ)、小深田(楽)、安田(ロ)という小粒な面々が選ばれる事態になった。
セも、ヤクルトの高津監督が昨季三冠王の村上(ヤ)や、投手部門でファン投票3位だったバウアー(D)をメンバーから外すなど、選考に頭を悩ませた。
■ワリを食う阪神ヨソに広島ニンマリ
「一番ワリを食うのは、12球団最多の11人が選ばれた阪神です。骨折した近本は辞退するでしょうけど、首位争いをする広島からは九里と秋山の2人だけ。後半戦の戦いに影響が及ぶのは必至です」(球界OB)