水球・浦映月が「現状を知った」 世界選手権で負けたからこそ見えてきたもの

公開日: 更新日:

■ハードな「水中の格闘技」

 水球は水に沈まないように常に泳ぎ続けるなど、ハードなスポーツだ。1試合のプレーで「水分補給していても体重が2、3キロ減る」という。

 また、“水中の格闘技”とも称され、水面下での小競り合いは付き物で、時には強烈なボディーブローや蹴りを入れられることも珍しくない。ラフプレーをほとんどしない国もあれば、それを持ち味にしている国もある。

 前出の世界水泳選手権の際、オーストラリア代表ティリー・カーンズは中国戦後に自身のSNSを更新。胸元に生々しく残された複数の傷痕を公開して、世界中に衝撃を与えたのは記憶に新しい。

「たしかに、中国のプレーは……(苦笑)。対戦する前から臆病になって萎縮してしまうし、試合中は鬼気迫る表情の迫力にのまれがちです。でも、パリ五輪が懸かるアジア大会では、そんなことがないように。決して簡単な目標ではありませんが、勝ちにいきたい。勝ってパリ五輪を目指したい」


 日本女子代表は9月25日、アジア大会初戦で韓国、10月1日には中国と対戦する。史上初の自力五輪切符を掴み取ることができるか。 (この項おわり)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末