大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”
大谷翔平(29=ドジャース)の勢いが止まらない。
日本時間6月30日のジャイアンツ戦で2試合ぶりの26号本塁打。これで12戦9発、6月12本目の一発となり、シーズン50本ペース。本塁打王争いで2位のオズナ(ブレーブス)に5本差をつけ、早くも独走態勢に入ったかに見える。
しかし──。「大谷には目に見えない敵がいますから。いい例が疑惑の判定に泣いた日本時間29日のジャイアンツ戦ですよ。3球三振だった1打席目でボールを2度もストライクとジャッジされ、遊ゴロに倒れた2打席目も同様の判定があった。5月16日のジャイアンツ戦でも似たようなジャッジがあり、大谷はぶぜんとした表情を浮かべています」と、米紙コラムニストのビリー・デービス氏がこう続ける。
「根底にあるのは大谷が日本人、アジア人であるがゆえの差別。米国は基本的に力業がもてはやされるだけに、本塁打王は特別な意味を持つタイトルなのです。だれもクチにはしませんけど、その本塁打王を2年続けて日本人が持っていくことへの嫌悪感は強い。ましてドジャースのロバーツ監督が、その大谷を“地球上で最も危険な打者”と形容したことには怒りすら覚えています。29日の球審は数少ないベネズエラ出身ですけど、メジャーで審判を務めているだけに気持ちは米国人なのです」