町田ゼルビア黒田剛監督は日本サッカー界の風雲児か? それともSNSお祭り炎上男か?
町田の監督になった後、黒田監督はこの場面について聞かれると、こんな打ち明け話をしました。
「あのときは、ボールを拾いながら走ってきた選手を見たんですよ。でも彼は僕が見たとき、横を向いてたんです。そうしたら逆方向からもう1人、こっちに向かってくる相手選手が見えた。それで僕は視線が合っていない選手はスローインをしないんじゃないかと思って、もう1人の選手に向かって転がしたんです」
「僕が転がしたときに、走ってきた選手が顔をこっちに向けたんですよ。それで両手を広げて抗議みたいにしたんです。あの場面、もっと広い角度を映している動画があればよかったんですけど、僕と走ってきた選手しか映ってないから、僕がとんでもない人物に見えている。でも真相はそうなんです」
自分が思っていたことを語る機会が少ないまま、この動画で黒田監督の悪いイメージは拡散された。だが、プロになってから、さらに恐ろしい事態が起きることになる……。(つづく)
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◆取材・構成=倉井史也(くらい・ふみや) 試合当日はスタジアムにいち早く到着して報道受付の先頭に立ち、試合後は選手バスが去っていく姿を見送るのが常。自慢は対戦カードの「因縁」を詳細に記憶していること。80年代から日本代表を熱狂的に応援していたという噂のある年齢不詳のジャーナリスト。