ヤクルトだけじゃない!青木宣親に28年ロス五輪「侍J監督待望論」 厚い人望と豊富な人脈
そんな青木はいずれ、ヤクルトの監督に就任する可能性がある。引退会見では「監督はやってみたいですよ」と話していた。村上宗隆ら後輩選手からも慕われているし、フロントも幹部候補として認識している。あるヤクルトの選手が言う。
「打撃への助言に関してもシンプルで分かりやすいし、何よりチームメートへの声かけが絶妙にうまい。ある年、引退覚悟で登板したベテラン投手が大乱調に陥り、降板。ベンチでうなだれ、コーチすら声をかけられない中、青木さんはさりげなくその投手の横に腰かけ一言、『気にすんなよ』と励ました。その投手は『救われた』と言ってました。心の琴線に触れる言葉をかけることができる点も、指導者としての資質の高さを感じます」
とはいえ、「青木監督」の存在を求めているのはヤクルトだけでない。何しろ青木は、メジャーでのプレー経験に加え、06年、09年、17年WBC、08年北京五輪と4度の国際大会に出場した「ミスターサムライ」。それだけに、28年ロス五輪での侍ジャパン監督就任待望論もあるという。球界関係者は、「今後のキャリア次第ですが」と前置きしたうえで、こう続ける。