ヤクルトだけじゃない!青木宣親に28年ロス五輪「侍J監督待望論」 厚い人望と豊富な人脈
「特に17年WBCは唯一のメジャーリーガーとして参戦。合流直後に『ノリさん、青さんと呼んでください』と挨拶して同僚選手のフトコロに飛び込み、チームを牽引した。中田翔(現・中日)が不振に陥ったときには一緒に食事をしてアドバイスし、坂本勇人(巨人)にはチームリーダーとしての心得を伝えた。球界での人脈も広く、この日、ビデオレターを贈ったダルビッシュ有(パドレス)ら球界で影響力を持つ選手とも親交がある。大谷翔平(ドジャース)に関しても、青木のメジャー在籍時の米代理人事務所が大谷と同じCAAで接点はあります。若手時代に弟子入りした憧れの存在で、サプライズでビデオ出演したイチローのバックアップはもちろん、中島宏之、川崎宗則ら侍で同じ釜の飯を食ったメンバーのコーチ就任も期待できそうです」
NPBは、日本人メジャーリーガーの招集をスムーズに進めるために、メジャー経験者を侍J監督にしたい思惑がある。
「他球団でも、青木を慕う選手は少なくない。坂本や中田ら侍を通じた交流以外にも、たとえば阪神の糸原は球宴出場時に青木に打撃のアドバイスを求め、懇切丁寧にレクチャーしてくれたことに感激していた。『青木監督』ならロス五輪に出たい、という選手はいるでしょう。ネックになりそうなのは、監督人事のイニシアチブを握っている読売との接点が薄いことくらいでしょう」とは、前出の球界関係者。