【最新国際情勢】複雑化する国際情勢の中で日本はどう生き残るべきか。中・米・露を相手に考える。

公開日: 更新日:

「ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本」長谷川慶太郎著

 シリア情勢で米欧を相手に駆け引きするロシア。しかし保守派経済評論家である著者はロシア崩壊は「目前」という。今年末にはプーチン辞任、ロシアの外貨準備高も底を突いて貿易決済不能になるとまで見るのだ。そのロシアを後追いするのが中国。鳴り物入りで発足させたAIIBは失敗。中国経済にはデフォルト(債務不履行)の嵐が吹き荒れる。そんな中で日本経済だけは安倍首相のトップセールスで独り勝ち。韓国も大きく引き離され、近代国家であること自体をやめる可能性も高い、という。

 手放しの日本礼賛楽観論。(実業之日本社 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド