確かにジブリには、そう言われても仕方がない“過去”がある。
「宮崎監督は86年公開の『天空の城ラピュタ』がコケた時に始まって、昨年9月に本当に引退するまで、計5回も引退宣言をしています。そのたびに世間の注目を集めた。あまりに何度も引退宣言するものだから、『またか』と誰も信じなくなった。宮崎監督の最後の長編作品になった『風立ちぬ』で引退宣言した時も、当初は『話題づくりか』とささやかれたものです」(映画ライター)
宮崎監督が一切製作に関わっていないマーニーは、ジブリの次代を担う最初の作品ともいわれていたが、果たして……。