オードリー春日 フィン水泳代表選出で透ける芸人受難の時代
「このたび日の丸を背負うことになりました」と挨拶したのは「オードリー」の春日俊彰(36)。
フィンスイミング男子「サーフィス50メートル」の日本代表に選出され、来月6日に開催される「フィンスイミングW杯マスターズ大会」(イタリア)の「V1」(35~44歳の部)に出場する。
春日は今年3月の「ジャパンオープンマスターズ大会」に出場すると、「アプニア」(息継ぎ不可)で2位に入るもフライングで失格。「サーフィス」(息継ぎ可)では3位だったが、上位者に欠員が出たため“繰り上げ当選”となった。
この日はおなじみのピンクベストではなく、背中に「JAPAN」の文字が入ったナショナルチームのジャージー姿で登場すると、「出るからには一番良い色のメダルしか狙っていない。最高でも金、最低でも金」とアスリートの顔でコメント。しかし、「芸人が芸以外の部分で注目を浴びるのは痛しかゆしでしょう」と言うのは芸能リポーターの川内天子氏だ。
春日は番組の企画でフィンを始めたが、昨今は猫ひろし(37)のマラソンのように、笑いとは違う部分で注目される芸人は少なくない。春日もボディービルやフィンスイミングに傾注してからはコンビとしての仕事は減少。“笑い”の要素はどんどん少なくなっている。さらに最近は「8・6秒バズーカー」など笑いとはかけ離れた“リズム芸人”がお茶の間を席巻中。漫才など芸一本で勝負する本格派芸人にとっては受難の時代を迎えているのだ。