「ドリー」など大作続編ズラリ 2016年夏映画は大混戦に
今夏の興行について、映画ジャーナリストの大高宏雄氏は「例年以上に大作、話題作が集まった。大混戦が予想されます!」と、こう続ける。
「一足早く今週1日に公開する『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』に加え、『インデペンデンス・デイ』と『ドリー』の洋画3本は、前半戦で甲乙つけがたい大注目の作品。いずれも続編で、前作の興収は100億円超のメガヒットとなっている点で共通しています。邦画もEXILEメンバーによる『HiGH&LOW THE MOVIE』やお馴染みの『ポケモン』に続き、来月下旬からは『ONE PIECE』と『シン・ゴジラ』が順次公開となる。そして、後半戦のヤマ場ともいえるお盆興行に向け、『秘密 THE TOP SECRET』『ターザン:REBORN』『ジャングル・ブック』『ペット』といった注目作が次々と出てくる。洋画、邦画、実写、アニメ、3D……と多種多様な上にポテンシャルの高い作品ばかり。楽しみですね」
今年の夏休みは、久々の円高に浮かれて海外旅行もいいが、足元を見つめ直してビール片手にシネコン内をハシゴするのも悪くない。