映画が転機に 長澤まさみ「真田丸」で“姉演技”開花の源泉
大河ドラマ「真田丸」で、源次郎(堺雅人)の生涯のパートナー・きりを演じている長澤まさみ(29)。源次郎が大坂夏の陣へ向かうきっかけをつくった第40話では、これまでの不評を払拭するほど、迫真の演技で大好評を博した。時に源次郎を叱咤する真摯な愛情には、幼なじみの男性に対する姉のような気持ちがこもっている。女性ファンもとりこにしたのは、母性というより“姉的”な資質が演技に昇華したからだ。
04年、16歳の時に映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で脚光を浴びてから、清純派の役が続いた。だがこれは長澤にとって、逆風だった。芸能リポーター・川内天子氏が長澤の転機を次のように語る。
「清純派は女性に好かれないですね。模索していた長澤は『モテキ』で、見事に一発逆転を果たしました」
映画「モテキ」(11年、監督・大根仁)では美脚や胸の谷間を惜しげもなく披露し、男性に水を口移しする、ディープキスもと、セクシーシーンを連発。そのなりふり構わずのぶっちゃけた演技で、女性ファンの心をつかんだ。