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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

著名人の誹謗中傷や悪口雑言は“言葉”次第で名誉棄損になる

公開日: 更新日:

 9月、Hey!Say!JUMPのメンバー山田涼介(25)とモデルの宮田聡子(30)の交際が報じられるや、宮田のSNSに山田のファンが殺到、コメント欄は採録をためらうような罵詈雑言が並んだ。

「死ねブス」「土下座して謝れ」「今すぐ別れろババア」。同性に対するアタリの強さを割り引いてもストレート過ぎるが、人格の否定や真偽不明の誹謗中傷に使われていた言葉は、さらに強いものだった。こうした暴言を、いくら芸能人とはいえ見知らぬ相手にいきなり投げつけるのは、どう控えめに見てもやり過ぎだ。

 誹謗中傷、悪口雑言も言葉が過ぎれば名誉毀損や侮辱で本当に訴えられる可能性があるのは、多くの弁護士や法曹関係者が指摘していること。よくよく注意すべきである。

 勘違いしている人もいるが、名誉毀損とは後々の拡散も含めて多くの人々が知り得る状態で、真偽のいかんに関係なく他人の人格や社会的な評価、評判をおとしめることである。SNSで先にあげたような強い言葉を使って、あることないこと、誹謗中傷、悪口雑言を書き込んだ場合、それだけで名誉毀損に該当しているケースが大半だ。

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