著者のコラム一覧
小松純也プロデューサー

1967年、兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部在学中、「劇団そとばこまち」に在籍。卒業後、フジテレビ入社。19年3月、フジテレビを退社。現在、株式会社スチールヘッド代表取締役。共同テレビジョンのプロデューサーとして活動中。

鶴瓶さんは“ドロ舟”と…数字がとれなくても乗ってくれる

公開日: 更新日:

 小松の強さは、たとえ番組が当たらない時期が続いても、あまりスランプと感じないことだ。

「倒れたりもしないんですよね。ものすごい数の番組をいっぱいやっていたこともあったんですけど、週に6~7本レギュラーやったりとか、むちゃくちゃな暮らしをしていたときもあったんですけど、日曜日には釣りに行ったりして、どこかで抜いているんだと思います。正直、自分の人生の目的が仕事だとは思っていないところがどこかにあって、それよりは日々の暮らしのほうが大事だと思っているんです。一日の中で仕事に支配されている時間が8割だとしても、自分の心の中のウエートは4割とかにしている。だから、あまりスランプを感じないし、心を病むってこともないんじゃないかなと思います」

 どの業界も同じだろうが、次々にヒット作を生まなければならないテレビマンは、1つの失敗に立ち止まっていては仕事にならない、ということもあるのだろう。

「番組を作っていると、数字が良いときも悪いときも両方経験します。悪い経験をいっぱいしているので、良いときもはしゃぐ気持ちになれないし、逆に悪いときもあまりへこまない。そういうふうに体が訓練されてしまっているのかも知れませんね。あと、自分の鈍感力はありがたいですね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末