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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

宮迫博之「激励会」レポートに“芸人”さんまの真骨頂を見た

公開日: 更新日:

「みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会」

 21日に開かれた明石家さんま(64)主催の雨上がり決死隊宮迫博之(49)の激励会。各局番組制作者や芸人仲間ら100人が集まった。闇営業問題で吉本興業と対立する形になった宮迫を「俺が面倒見る」と名乗り出ていたさんまが、言葉から行動に出た会。交流の深い関係者に対して“宮迫をよろしく”という宣言の場でもあった。年明けにも宮迫の芸能活動復帰が確実視されている。

 タレントの独立はなにかと厄介なことの多い芸能界。復帰に際しても見えない壁で右往左往する人もいるが、さんまの復帰策は「さすが」と業界内からも称賛される。「芸能界の酸いも甘いも知るからなせる業」という一面もあるが、芸人・さんまの真骨頂でもあろう。

 東京を主戦場にする吉本芸人の大半はダウンタウン松本人志(56)を筆頭に吉本の養成学校「NSC」出身。芸人を出発点にタレントになる。さんまは落語家・笑福亭松之助(故人)の弟子からこの道に入り、徒弟制時代で鍛えられている。今やバラエティー界を席巻しタレントのイメージの強いさんまだが、本質は芸人である。そんな芸人魂を垣間見ることもある。

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