全国区の“炎上クイーン”辻希美は何をやってもこき下される
執拗な誹謗中傷が繰り返され、自殺に至る最悪のケースまで出てきたことで、一般ユーザーだけでなく、政府内部からも炎上に対する厳罰化を含む法整備を望む声が高まっている。
アメリカを拠点にコメディアン、モデルとして活動する藤井美穂は、炎上被害者の立場から、加害者は「ちゃんと償わなければならない」と法による裁きを訴えるひとりだ。
だが、法の力だけで炎上を抑え込むのは、それほど簡単なことではないのではないか。かえって潜在化、陰湿化を招き、露見させにくくする副作用にも目を配るべきだろう。
■全国規模で一斉に行われるイジメや村八分
昨今の炎上は、全国規模で一斉に行われるイジメや村八分のようにも見える。参加者の数が実はそれほど多くなかったとしても、手元にあるスマートフォンなどの端末を使い、ユビキタスな環境のなかで、いつでもどこでも思い立った時に暴言を投げかけられるから、炎上加害者の方も見境なく、際限もなくなってしまう。