ヌーブラヤッホー!元「モエヤン」池辺愛さんは2児の母に
相方とは今でも家族ぐるみの付き合い
さて、1980年8月11日、大阪・豊中市に生まれた池辺さんは慶応大学文学部に進学後、三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアターに劇団員として入団。その後、ミュージカル集団「東京メッツ」に移籍して知り合ったのが、「モエヤン」の相方、久保いろはさんだった。
「堺市出身のくぼっち(久保さんの愛称)はもともと歌手だったのですが、大阪出身同士、笑いのツボがおんなじ。それで私から、『お笑い、一緒にやらへん?』と誘ってコンビを組んだんです。それが05年でした」
当初はメイドカフェや女性警官ネタで下積みし、ブレークしたのは08年。正月の「笑っていいとも!増刊号」(フジテレビ系)特番、ネタ見せ番組「レッドカーペット」で「ヌーブラ、ヤッホー♪」を披露するや、一気に人気に火がついた。
「あれよあれよという間にスケジュールが真っ黒。テレビやラジオの収録が続いて家に帰れない時は、くぼっちとスタジオの廊下で寝たこともありました」
だが、「タイツにヌーブラをつけるのは、本来の用途と違う」とメーカーからクレームが入り、やむなく封印。その後はバラエティー番組だけでなく、ワイドショーやラジオでも活躍した。
「コンビ解消は、くぼっちの寿引退が引き金でしたが今でも家族ぐるみでお付き合いがあります。先日も私のYouTubeチャンネル『ai channel』に出てもらったばかりです」
池辺さんの長女が17年、久保さんの長女は18年生まれで、誕生日が同じ日(!)というのも奇遇だ。
(取材・文=高鍬真之)