宇多田ヒカルのノンバイナリー公表は必要か? ジェンダー問題の息苦しさ

公開日: 更新日:

 歌手の宇多田ヒカル(38)が、6月26日のインスタライブ中に自身が「ノンバイナリー」であることを宣言した。ノンバイナリーとは、身体的性に関係なく自身の性自認・性表現に「男性」「女性」といった枠組みをあてはめようとしないセクシュアリティーのこと。

 宇多田は自身の話題に触れる前に、クマのぬいぐるみを「別のスペシャルゲストであり、私の親友を紹介します。彼の名前はクマちゃん。男の子でゲイなんです」と英語で紹介。6月18日に英語で書かれたメッセージには「日常生活で"ミス""ミセス""ミズ"を選ぶのはうんざり。結婚歴や性別で自分自身を認識されるのは不快」とつづり、ジェンダー問題に対する意識の高さが伺えた。

 しかし、ネット上の声では<様々な人がいて当たり前だと認識はしてるけど、なんでもかんでもカミングアウトすればいいという問題でもない><LGBTQという言葉だって最近知ったのに、ノンバイナリーって新しい言葉ばかりで覚えられない>など昨今のジェンダー問題に関する流れの早さや、宇多田の公表の必要性、用語の多さに戸惑いを隠せないという人も一定数見られた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」