著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

坂上忍の「毒舌」はなぜ嫌われる? 不快と支持の境界線は…専門家に聞いた

公開日: 更新日:

 坂上忍(54)がMCを務めるフジテレビの昼の生情報番組『バイキングMORE』が、来年3月末で打ち切りになるとことが明らかになった。13日、複数のメディアが伝えた。坂上といえば、昨年9月に冠番組「直撃!シンソウ坂上」が終了し、「ダウンタウンなう」も今年3月で終了するなど、フジテレビのレギュラー番組が次々と終わりを迎えている。

 坂上の発言は批判を受けることも多く、ネット上では<的はずれな私見をひけらかして出演者もそれに同調させようとする><公開パワハラを見てるみたい>と冷ややかな声も散見されていた。なぜ坂上の毒舌キャラは敬遠されるのか? メンタルノイズカウンセラーの山根洋士氏に話を聞いた。

■自信のなさの裏返し

「大前提としていわゆる毒舌の人は、児童心理、発達心理学などでいうところの『お試し行動』をしています。子どもは相手が敵か味方か判断する技術が少ないので、悪態をついたり、いたずらしたりをして、目の前の大人がどんな自分でも受け入れてくれるのかどうか、どれくらいの自分なら受け入れられるのかを見極めようとします。大人になってもこれをやっている人は自己肯定感が低めのタイプで、普通にコミュニケーションをとって嫌われたら立ち直れないほどショックなので、あえて毒舌というバリアをはって、自分が傷つかないようにしている臆病者なのです。それを踏まえて、坂上忍さんについて考察すると、批判されることが多いのは『自己不一致』を多くの人が無意識に見抜いているからでしょう。坂上さんは本人の心の中に『不一致感』があって、心の底から思っていることをズバズバ言っているというより、反応を見ながらとか、少し悪いと思いながらとか、なにかためらいながら実は発言している。このズレを他人が感じ取ると、『この人は何か隠しているのではないか』とか『何か違う』『本当はどういう人なんだろう』という本能レベルの不快感が生じるのですが、普通の人は自分の心の動きをそこまで細かく見ていないので、ただ毒舌に対する不快感を感じるわけです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「アッコにおまかせ!」存続危機 都知事選ミスリードで大炎上…和田アキ子には“75歳の壁”が

  2. 2

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  3. 3

    石丸伸二氏に若者支持も「上司にしたくない?」…妻や同級生の応援目立った安野貴博氏との違い

  4. 4

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 5

    日テレ都知事選中継が大炎上! 古市憲寿氏が石丸伸二氏とのやり取り酷評されSNSでヤリ玉に

  1. 6

    松本人志の“不気味な沈黙”…告発女性が「被害受けた認識ない」有利な報道に浮かれないワケ

  2. 7

    石丸伸二氏は都知事選2位と大健闘も…投票締め切り後メディアに見せた“ブチギレ本性”の一端

  3. 8

    東山紀之はタレント復帰どころじゃない…「サンデーLIVE‼」9月終了でテレビ界に居場所なし

  4. 9

    安藤美姫が“不適切キャラ”発揮ならメディアは大歓迎? 「16歳教え子とデート報道」で気になる今後

  5. 10

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる