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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

投資被害で思い出す2017年、元女優E突如の引退…だからTKO木本武宏は記者会見を開くべき

公開日: 更新日:

■OLのドラマで人気だった元女優

 なぜそんな怪しい話を信じてしまったのか、僕には分からない。芸能人の投資被害で思い出すのは、スーパーOLのドラマで人気だった元女優のM・Eだ。当初は、実態のないファンドにだまされて億単位の被害に遭った“被害者”となっていたが、後に金融商品取引法違反などで逮捕・有罪となった主犯人物と不倫密会が報じられた。それが本当とは思っていないが、何の説明もないまま2017年、FAX1枚で突如引退となってしまった。

 木本は今、刑事・民事の両面で相手を訴える方向で考えているというが、これは“弁護士の発想”でしかない。自分は被害者で、資金を集めた仲間ではないということをハッキリしておきたいのは分かるが、わずかでもテレビの世界に戻りたい気持ちがあるのなら、司法の判断と同時に、視聴者の判断も仰がなくてはいけないだろう。

 本人は、週刊誌のインタビューに出た理由を「騒動が大きくなるにつれ、事実とかけ離れたことまで報じられている」と説明している。であるならば、余計に記者会見は開くべきだろう。M・Eはやらなかったが、これから別の投資被害を出さないための啓蒙ともなるはずだ。

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