著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ジャニー喜多川氏=いい人」が定着していく一方で…性加害は繰り返されていた可能性が

公開日: 更新日:

 実際、「ジャニーズに入りたい」「うちの子をジャニーズに入れたい」という人たちが一気に増えた。ジャニー氏=いい人が定着していく一方で、性加害は繰り返されていた可能性も否定できない。

 昔から性加害に関する話は何人もの人から聞いた。生々しい体験を話す人もいれば、「下半身をまさぐられたけど、大したことなかった」と蜂にでも刺されたように受け流す子もいた。性被害にあった仲間を「ピチピチの海パンをはいて脱がされないようにガードして寝ていた子もいた。可哀想だった」と同情する話もあった。

 性被害を受けた少年たちに温度差があったのも事実。いい人の顔も性加害者の顔も同じジャニー喜多川氏である。被害にあった子たちが一様に「ジャニーさんには感謝している」と複雑な心境を見せるのも、表と裏の両方の顔を知るからであろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末