日本人が知らない「カンヌ国際映画祭」の内情と特異性 ハリウッドとの違いは?
5月16日からフランスのカンヌでカンヌ国際映画祭が開催され参加してきました。
日本ではカンヌ国際映画祭についての報道は少なく、情報も極端に少ないです。ネットで調べても、ほとんど分からない理由は大きく3つあります。
(1)プレスが入れるエリアが限定されていること
(2)国際映画関係者しか入ることができないこと
米国大統領が参加を希望しても国際映画関係者ではないためにパスが取れません。
(3)日本の映画業界は鎖国状態で、国際映画になっていないこと
日本では映画の興行収入市場規模は世界3位で大きいものの、映画を世界に発信することが少ないので日本人はほとんど見かけませんでした。
マルシェというエリアにはブースもあるのですが、日本のブースは世界3位の興行収入とは思えないほど小さかったですし、来訪者もほとんどいませんでした。
今、世界の文化の中心がアジアに移動してきていて、アジアの文化の中心が日本であるために世界が日本を注目しているものの日本の映画界は鎖国状態なので、日本の役割や使命が果たせていないのが現状です。