「ブギウギ」蒼井優の退場にSNSでは「大和さんロス」の声…激しい演技で痛めた腰を悪化させた女優魂
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で、梅丸少女歌劇団のトップスター・大和礼子を演じている蒼井優(38)。25日放送の回で礼子がストライキの責任を取る形で歌劇団を辞めたことで、SNSでは《ほんとに、強く逞しく、泥臭くて艶やか…朝から泣けました》《ボロボロ涙が出てしまいティッシュBOXを抱えながら見ました》《大和さぁ~ん》《紅白でもラインダンス見たい》などと、早すぎる退場を惜しむ声が殺到している。
「大和役の蒼井は初登場からしばらくは言葉を一切発することなく、気高さを感じる立ち居振る舞いや、ピンと張り詰めた緊張感のある踊りなどで視聴者の心を完全にわし掴みにしました。ようやく台詞を口にしたかと思えば、口をあまり開かずにボソボソと早口で喋る独特な口調で、まるで昭和初期の映画女優を観ているようでした」(映画雑誌記者)
蒼井といえば、2006年の映画「フラガール」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得。そこから一気に“憑依型”の演技派女優としてトップに上り詰めた。
「蒼井が演じる女性は、必ずどこか影があります。一癖も二癖もある女性を演じた時の存在感はものすごい。NHK大河ドラマ『龍馬伝』の芸者・お元役や、20年の映画『スパイの妻(劇場版)』で演じたヒロイン、そして『フラガール』もそうですが、時代劇や昭和の古い時代の女性を演じた時の彼女は、完全にその時代の女性になっている。そこがゾッとするほどすごい蒼井の才能です」(前出・記者)