畑中葉子さんインタビュー 芸能生活45周年で新曲「八丈島からの手紙」をリリース
♪ラブ・レター・フロム・カナダ~と、故平尾昌晃氏と「カナダからの手紙」をデュエットし大ヒットさせた畑中葉子さん。女優としても活躍したが、1991年に結婚後は家事・育児に専念してきた。2010年に復帰し、芸能生活45周年の今年は「八丈島からの手紙」を配信リリース。なぜ八丈島なのか──? 畑中さんに聞いた。
「八丈島は私のふるさとなんです。中学1年まで住んでいたので、私の人格は八丈島でつくられたといっていい。自然に囲まれ、友達とかけっこをしたり、夏には海で泳いだりした楽しい思い出がたくさん。八丈島の人は観光客が困っていると親切に接したり、言葉はぶっきらぼうでも人情に厚い。私はそんな八丈島に育ててもらったので、いつか八丈島の歌を歌いたい、と思っていました」
それを23年7月に配信して実現したのには、病の影響があった。
「3月に右目の緑内障の手術をしました。手術をするときって、免責誓約書にサインしますよね。それで、万一のことってあり得るんだ、と実感し、やりたいことを先延ばししてはいけないな、と思ったんです」