「当事者の会」結成から1年…旧ジャニーズ性加害問題の風化に元代表が強い危機感
そしてこう続けた。
「一芸能事務所の代表が犯した犯罪と、それに加担して隠蔽した同社の責任、さらに同社を支援してきた取り巻きのすべてに重大な過失が認められている。そのことを改めて当事者たちは認識すべきということでしょう。それを看過し犯罪予備軍と化していることといい、これらに向き合うべき国の力が必要とされている。このような機会を逃してしまったら、犯罪を許す、甘くてだらしない、かつ非情なる国民性を世界に知らしめてしまいます」
被害者への誹謗中傷も後を絶たず。大手メディアの報道のあり方といい、未熟なままの人権意識といい、問題は解決に向かうどころか風化の懸念すらある。