自民党総裁選報道の狂騒 与党の広報に成り下がったテレビ局の情けなさ
自民党総裁選の各マスコミの連日の取り上げ具合は一体何だというのだ。
都知事選の時も、いや一番国民に大事な衆院選や参院選の時も、これほど報道したか。いや、その日一日全く取り上げない日もあったではないか。なのに自民党員しか投票できない内輪の選挙にこれほど時間を割くのは甚だバランスが悪い。以前から指摘されてはいるが、各テレビ局は自民党の広報に成り下がったと言うしかない。実に情けない。
しかも候補者の記者会見だけではなく、昼食を食べる様子、ランニングする様子、地元のお祭りに参加する様子、いかにも人柄の良さそうな場面を垂れ流し、これでは自民党のプロモーションビデオではないか。
おそらく新総裁が決まったところで解散総選挙に打って出るつもりだろうから、この報道は、1カ月以上にわたる「自民党イメージチェンジ」作戦に他ならない。国を挙げての選挙違反だ。
事実この期間に自民党支持率は上がっている。なんて単純でバカなんだ日本国民は。生活は苦しい税金は高い。おまけに米不足。災害は相次ぎ復興はおざなり。そんな政府にまだついて行こうというのか。