光GENJI 明暗分かれた解散後のメンバー
当時は弟分のグループSMAPの人気が急上昇中で、アイドルとしての活動に限界を感じたともいわれた。脱退後、大沢は俳優に、佐藤はソロ歌手に転身することも報じられた。
残された5人だが、光GENJI SUPER5とグループ名を変更して、5人で活動を続けたが、その後は個人での活動が増加、1年後の95年9月に解散する。15万人を動員したという解散コンサートはダフ屋のチケットが80万円で取引されたとも。「この夏、僕たちは光GENJIを卒業します」と語る内海光司(同27)に会場から「やめないで!」と悲鳴が飛んだ。赤坂晃(同22)は「これが最後ではなくこれからが一人一人の新しいスタート」と語り、佐藤敦啓(同22)は「いい経験ができた」、山本淳一(同23)は「この8年間の思いを胸に新しい道に行きます」。そして諸星は「ひとりでは何もできないということを教えてくれた仲間に、ありがとう」とそれぞれの思いを語った。
1年前に2人が脱退という複雑な経緯をたどった解散劇。解散後に大沢はメンバー不仲説について「仲が悪いなら7年も続くはずがない」と否定し、アイドルとしてのイメージを壊すための脱退だったことを明かした。