ジャンポケ斉藤慎二 書類送検で「メンバー」呼ばわりに識者が疑問呈す…ピン芸人なら何と報じる?
表記の全体的な傾向としては、テレビ局のニュースサイトに掲載されている記事では「斉藤慎二メンバー」「斉藤メンバー」という表記が目立ったのに対し、スポーツ紙のニュースサイトの記事では「斉藤慎二」「斉藤」といった呼称をつけず「呼び捨て」による表記が目立つなど、対応が割れている。
この状況について影山氏は、「報道で使われる『容疑者』という言い方は、法律上の『被疑者』に100%重なるものではなく、そこから報道の際にブレが生じてしまうのではないか」としながらも、「メンバー」呼ばわりに対しては苦言を呈す。
「そもそも、刑事上の疑いをかけられている人を『メンバー』と呼ぶのは日本語としておかしいです。メディアたるもの、常に正しい日本語で情報発信を行うべきですから、これはメディアの沽券に関わる誤用と言えるでしょう。さらに言うなら、斉藤はトリオですが、ピン芸人が訴追された際には何と呼ぶのでしょうか? 『さん付け』はやはり違和感が拭えませんから、現状、書類送検のみで逮捕状が執行されていない段階では呼び捨てが落としどころではないでしょうか」