3つ目は、彼の過去の発言で、「咽頭がんの主な原因は、HPV感染だからね」と語っていたことです。
HPVはセックスで媒介するウイルスで女性が感染すると、子宮頚がんになりやすいことで知られます。へんとうや舌など中咽頭の粘膜は、子宮頚部の粘膜と環境が似ているため、オーラルセックスなどでHPVが中咽頭に感染すると、中咽頭がんを発症する恐れがあるのです。米国では、中咽頭がんは、6割がHPV感染が原因とされます。
これらのがんを予防するには、夜の営みを含めて生活改善がとても重要であることがうかがえるのです。そういうことを世界に知らしめた点で、ダグラス発言は大きな意味があります。