放置は危険…「じんましん」症状消えても完治にあらず

公開日: 更新日:

 もう1つは、アナフィラキシーショックの危険性だ。呼吸困難などで命を落とすこともある。

「じんましんは7割が原因不明ですが、それでも治療は可能。症状が消えた後も診断できるので、必ず皮膚科の受診を」

■湯たんぽで皮膚壊死

 これからの季節に患者が増えるのが、湯たんぽによる低温やけどだ。

「低温やけどは、通常のやけどとは違い水疱ができず、自覚しにくい。しかし、皮膚の深部にやけどを負っているので、早く処置しなければ、皮膚が壊死してしまいます」

 低温やけどをしたばかりの頃はうっすら皮膚が赤くなっている程度だが、しばらくすると、髪の毛の黒色と同じくらいまで真っ黒に変色する。こうなってから、ようやく深刻さに気づく患者は非常に多い。

「皮膚がすでに壊死しています。皮膚の壊死部分をこそぎ落とし、肉芽が盛り上がるまで待たなければならず、治療期間は平均して2~3カ月に及びます」

 角田医師は、「そもそも湯たんぽは勧めていません」と話す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」