夏のうっとうしさを左右する「3つの発汗」と不感蒸泄
営業マンはじめ外勤の人は、日頃の外回りで暑熱順化できているから心配ない。
どちらにも重要なのが水分摂取だ。目安は、内勤が1時間ごとにコップ半分、外勤が同コップ1杯。汗の多さを嘆く人は、汗腺の働きがいいのもあるが、水分摂取量が過剰の恐れもある。目安と自分の摂取量を比べるといい。
3つ目は、湿度。それも、衣類内湿度だ。クールビズが定着し、上着なしの人が増え、ワイシャツではなく、ポロシャツの人もいる。簡単なことだが、その裾はズボンに入れず、外に出す。そうすれば、風通しがよくなり、衣類内の温度も湿度も低下。汗が乾いて、体温が下がりやすくなる。結果、汗の量が減る。
なるほど、沖縄の正装・かりゆしは、裾をズボンに入れず、首回りがスッキリし、袖もゆったり。南国の知恵だ。