まっとうな批判による健全な議論で「かっけ」撲滅が停滞
事実これらの反論に対して、「タンパク質不足仮説」を採る限り、正当な反論は不可能です。
こうした“まっとうな批判”により、かっけの撲滅はなかなか進みませんでした。議論が健全であったために、むしろ問題の解決が先送りされたわけです。
科学的な態度と問題解決の乖離、この問題はいまだに解決されない現代的な問いの一つです。科学的な態度の徹底は必ずしも良い結果を生むことを保証しないのです。