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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

関節が弱点…リウマチは男性の3.3倍 変形性関節症は2.7倍

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 もうひとつ有名な病気が「全身性エリテマトーデス」。20代から30代の女性に多い病気ですが、中高年女性も少なくなく、患者数は約1万5000人(男性の7.5倍)となっています。自己免疫が攻撃するのは、関節だけではありません。皮膚や内臓などがターゲットになることもあるため、症状は多彩です。有効な治療法が少ないので、難病指定を受けています。

 膠原病に限らず、関節は中高年女性の大きな弱点になっているようです。とくに患者が多いのが「(変形性)関節症」で約16万2000人(男性の2.7倍)に達しています。膝などの軟骨がすり減ったり変形したりして動きが悪くなり、痛みも出てきます。太った女性に多いのも特徴です。

 テレビCMなどでコラーゲンを飲めばよくなるなどと言っていますが、体重を落とすほうがもっと効果的かもしれません。

【連載】中高年女性がかかりやすい病気

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