リハビリ支援ロボット 視覚と音で歩行状態をリアルに確認

公開日: 更新日:

 各ロボットの具体的な機能はこうだ。歩行器の形をした「免荷式リフトPOPO」は、患者の腰に巻いたベルトを引き上げてくれて、体重を軽くした状態で歩行をサポートしてくれる。

「Honda歩行アシスト」は、腰に巻いた機器本体から伸びたアームを太ももに装着。歩くときの股関節の動きをモーターで補助する。「CoCoroe足首アシスト」も同様な仕組みで、足首の動かし方をアシストする。「バイオニックレッグ」は太ももから、すねにかけて装着する。膝の動かし方の再学習をサポートするロボットで、片麻痺の重い患者でも立って歩く訓練ができるという。

 リハビリ室に設置されている「ニュー・ウェイト」は、体全体を吊るして体重を軽くした状態で、床がベルトコンベヤー式に動くトレッドミルで歩行訓練をする。体重を135キロまで免荷できる。

 そして、最も緻密な歩行訓練ができる最新機種が、トヨタ自動車と藤田医科大学が共同開発した「TOYOTAウェルウォーク」だ。体を吊るしてトレッドミルで訓練する部分は「ニュー・ウェイト」と同じだが、患者が立つ正面には大型モニターが設置されており、リハビリ時には麻痺している片足に足型ロボットを装着して実施する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”