尖圭コンジローマ<1>感染源は元カレ?潜伏期間は最大8カ月

公開日: 更新日:

 夏のある日、20代前半の女性A子さんが、性感染症治療専門施設「プライベートケアクリニック東京」(新宿区)を受診した。訴えはこうだ。

「先生、アソコにイボイボができました。痛くもかゆくもありませんが、気持ちが悪くて……」

 さっそく診察すると、A子さんの性器(小陰唇と腟前庭)に、大きさが径1~5ミリの小さなとがったイボがたくさんできていた。

 医師は「この病気は『尖圭(せんけい)コンジローマ』です。今、パートナーはいますか」と聞く。するとA子さんは「え、尖圭コンジローマ。本当ですか。今の彼と付き合い始めて2カ月になります。じゃあ、彼にうつされたんですね。ひどいわ、頭にきちゃう」と急に怒りだした。

「今の彼」という言葉が気になった医師は、さらに「付き合って2カ月ですか。では、元カレとはいつ別れましたか」と質問した。

 A子さんは「別れたのは、もう半年も前ですから関係ないですよね。うつしたのは今の彼に決まっています」という。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」