マスクは感染リスクを高める恐れ「子どもには厳禁」と医師
「中国保健当局は飛沫より小さな粒子によるエアロゾル感染の可能性に言及していますが、それはかなり特殊な状況といえます。新型コロナウイルスでハッキリしているのはインフルエンザと同じ飛沫感染と接触感染で起きるということです」
マスクは飛沫に含まれるウイルスが直接口の中に飛び込んだり、ウイルスが付着した手で口を触ったりすることを防ぐと思っていないだろうか。
「しかし、ウイルス感染で一番危険なのはマスクに頻繁に触れることでマスクの表面にウイルスが付着し、それをマスク越しに吸い込んでしまうことなのです」
だからこそ、マスクの表面を絶対に触ってはいけないと医師は言うのだが、無意識に触ってしまう人が多い。
「とくに子どもはいろんなものを触るし、その手で何度もマスクの表面を触って感染リスクを高めます。ですから子どもの感染予防のためのマスクは厳禁だと私は考えています」
“網目の細かいN95マスクならいいのではないか”と考える人もいるかもしれない。しかし、きちんと隙間なく装着すれば20分もすれば息苦しくなる。