なぜ国産の新型コロナワクチンの開発は遅れているのか?
厚労省の日本医療研究開発機構(AMED)は、ワクチン開発支援に478億円(2021年度予算)計上しているが、遅きに失した感じだ。
Q:新型コロナを終焉させるには世界の何割が接種すべきか
A:「欧米や日本といった先進国は国民の6~7割が接種できれば感染拡大に歯止めがかかると考えられます。ただし、ワクチンの種類にもよります。主要ワクチンのファイザーやモデルナの『mRNA』は90%以上(2回接種)ですが、アストラゼネカの『ウイルスベクターワクチン』は82%程度(2回接種)と効かないケースもあるようです。ほかに中国医薬集団(シノファーム)のワクチンは有効性が79%と発表し、東南アジアを中心に普及させていますが、本当にそれだけの効果があるかは不明です。それにアフリカ諸国ではワクチン接種自体がどの程度現実的かわからない。そういった意味で、終焉には時間がかかるでしょうね」