ワクチン接種後の「心筋炎」は16~19歳の男性で特に目立つ
「だからといってワクチン接種後の心筋炎など気にせず、どんどんワクチンを打てばいいということにはなりません。どんなワクチンでも副反応は必ずあります。仮にその確率が100万分の1であれ、私たちがその1人になる可能性がある。ですから、副反応のことは心筋炎も含めて、きちんと知っておくべきです。心筋炎は軽症で治ったとしても心筋細胞は一度壊れたら再生しません。炎症により心筋細胞が壊される範囲が広ければ、長期的に心臓にダメージが残り、心臓の収縮力が低下したり、不整脈が出ることもある。その場合は、薬物療法を続けたりペースメーカーを入れたりと、一生にわたり治療が必要となることだってあり得るのです」
日本ではこれから若年層への接種が始まる。何に注意すればいいのか?
「ワクチン接種後に動悸や息切れなど胸部症状があれば、医師と相談し、心電図検査と胸部XP検査を受けるのもいいかもしれません」(別の医師)
いまやワクチン接種は自身のためというより国民全体を新型コロナから守るための義務になりつつある。なればこそ、政府はワクチン接種についての不都合な真実は、より詳しく大きな声で国民に伝え、国民も知る努力をすべきではないか。