精巣をうっ血させる精索静脈瘤の手術は高校生でも受けるべきか
手術に関しては、精巣に明らかに左右差が見られる場合はすぐに行った方がいいと考えます。ただ、思春期の男子は体格が小さいと手術の難易度も上がります。そのため、精巣に左右差がなく無症状であれば、身長などの成長が止まった段階の時期に手術を行う形でいいでしょう。
高校生の場合は体格もできあがっているので、手術は成人男性と変わりありません。手術時期はいつでもいいと思います。
精索静脈瘤手術は低位結紮術が主流です。ただし、熟練した医師が行わないと合併症が発生するリスクがあるので、経験豊富な施設で手術を受けることをお勧めします。