生姜は寝る前に食べたい 含有3成分の働きと望ましい食べ方
生姜の旬は初夏から晩秋にかけてで、その時期に採れたものを「新生姜」、新生姜を早採りして葉がついたままのものを「葉生姜」と呼びます。私たちが一年中目にするものは新生姜を貯蔵したもので、「古生姜」や「根生姜」と呼ばれています。
そんな生姜の成分のうち、最近話題になっているのが独特の辛味のもととなる「ジンゲロール」「ジンゲロン」「ショウガオール」です。
ジンゲロールは、血管を拡張させる働きがあり、冷えの改善などに役立つほか、殺菌作用や免疫機能の維持、胃腸の働きを整える働きもある成分です。そして、加熱や乾燥によってジンゲロールが変化して出来るジンゲロンは、強い発汗作用や脂肪分解作用が報告されています。生姜独特の香りもこのジンゲロンが由来で、ジンジャーエールなどの香料にも使われています。
ショウガオールもまた、加熱や乾燥によってジンゲロールが一部変化して出来る成分です。血の巡りをよくしたり、痛みの原因となるプロスタグランジンの生成を抑えたり、脂肪を消費しやすい状態にする働きがあるので、冷えや痛みの改善、ダイエットにも効果的。