首<上>肩こりを侮るな 頚椎症を解決する4つの簡単体操
首・肩の筋肉は一体となって収縮し、重い頭を支えている。
この筋肉の収縮が過剰になったり長時間続いたりすると、首や肩にこりを感じ、やがて首の痛みが生じたりスムーズに動かせなくなったりすることがある。スマホやパソコンの操作を日常的に長時間行っている人は、経験することの多い症状だろう。
しかし、「たかが肩こり」と侮ってはいけない。放置すると、首の骨や軟骨が変形して神経の圧迫を招き、腕の痛みやしびれなどを引き起こす。
さらに進行すると、手足のマヒや内臓の機能低下など、症状の重症化を招くこともある。こうした肩こりから始まる一連の症状を「頚椎症」と呼ぶ。
「最新版 首を伸ばして自分で治す! 頸椎症」(宝島社)の著者で、整形外科「竹谷内医院」(東京都中央区)の竹谷内康修院長が言う。