首<上>肩こりを侮るな 頚椎症を解決する4つの簡単体操
「首や肩、腕に痛みやしびれが生じて整形外科などに行くと、たいていはレントゲンを撮り、特に異常がなければ痛み止めの飲み薬や湿布薬を処方されます。しかし、これでは原因の根本的な解決にならず、やがてぶり返したり、悪化したりします。頚椎症の治療で大切なのは、筋肉の緊張を適切に緩和すること。ですから、首や肩のこりが慢性化したら『頚椎症の初期症状』と捉え、ストレッチなどの運動療法で筋肉の緊張を和らげることを始めるべきです」
頚椎症の症状が「ひとつながり」であることから、竹谷内院長は頚椎症を次のような0~4のステージに分類している。《ステージ0》頚椎症予備群。首・肩のこりや痛みはないが、首や肩の筋肉に張りが出て、首の動きが悪くなり始めている。
《ステージ1》痛むほどではないが、首や肩にこりがあるのを自覚している。
《ステージ2》筋肉のこりが高じて首や肩が痛い。寝違えを起こしやすい。
《ステージ3》腕にまで痛みやしびれが起きている。たいてい左右どちらかの一方の腕に起こる。