著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

バナナは免疫力を高めてがんに効果 「青」は血糖値も抑える

公開日: 更新日:

 またバナナには、塩分を排出しやすくしてくれるカリウム、新陳代謝に関わるマグネシウム、そして腸内のビフィズス菌を増やす効果があるフラクトオリゴ糖や、大腸がん予防のための食物繊維が豊富に含まれています。

 近年注目されているのが、なんと熟す前の青バナナです。青バナナ由来の消化しにくいデンプン(レジスタントスターチ)の健康効果がうたわれ、パウダーや加工品として注目を集めているのです。

 青バナナ由来のデンプンを摂取すると、血糖値の急激な上昇抑制や、強い抗酸化作用を持つことがわかりました。また、バングラデシュ人の子供2968人を対象にした調査では、治療と並行して青バナナを14日間食べていると、バナナなしに比べて下痢症状が回復したり、腸内の短鎖脂肪酸を増やすことも報告されています。

 時間栄養学的な側面からは、ヒトを対象に朝と夜で青バナナパウダーを摂取した場合、夜の方がより食後血糖値の上昇抑制効果があることが分かりました。熟しているものは朝に、未熟のものは夜に。時間によって内容を変えてみるのもよいかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」