寝起きに足の踵がひどく痛む…その症状は「足底腱膜炎」かもしれない

公開日: 更新日:

 朝、目が覚めて、起き上がろうと一歩踏み出した途端、足の裏に痛みを感じた経験はないだろうか。ランニングの習慣があったり、革靴を履く頻度が高い人は「足底腱膜炎」の可能性がある。「都立大整形外科クリニック」の理学療法士・小尾尚貴氏に聞いた。

「足底腱膜炎」とは、踵の骨から足の指に向かって広がる足底腱膜が踵にくっついている部分で起こる炎症が主な原因である。足底腱膜が硬くなることで、伸び縮みの動作がスムーズに行えず、足の裏に痛みが生じてしまうことがある。

 足底腱膜が硬くなる理由としては、足裏に過度な負荷がかかることが挙げられる。

 近年の靴の発達や、足指の機能低下などから、現代人は足のアーチを維持する力が弱くなっているという。このアーチ機能が低下すると、地面からの衝撃を受けやすくなり、足底腱膜への負担も多くかかる。

 過度なランニングやジャンプを行うオーバーユーズなど、足底に過剰なストレスがかかり、発症するケースが最も多い。ほかにも、アスファルトなど硬い地面上での運動、サイズが合わない靴を履いて足裏に負担がかかることも原因になる。長時間の歩行や立ち仕事、加齢や肥満、履き慣れていない靴の使用などさまざまな要因によって誘発するとされている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」