著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

抗がん剤の再開を目指し在宅医療を開始…6日で歩けるように

公開日: 更新日:

 病院と違い、好きなものを食べられるため、患者さんが抱えるストレスはずいぶんと軽減されているご様子。

「抗がん剤は?」(私)

「これから検査して決めるところです」(娘)

 ご家族はリハビリで自力歩行ができるようになれば、抗がん剤治療を再開できるのでは、と期待しています。

 ご本人の努力の甲斐があって、リハビリ6日後には歩けるようになり、全介助だった頃とは違い1人で起きてトイレにも行けるようになりました。

「歩けないのは、横になっている時間が長かったから?」(私)

「そうです」(娘)

「ではおうちでもしっかりリハビリしましょう」(私)

「血栓があるので、血液をサラサラにする薬を飲んでいます。これからも飲んだ方がいい?」(娘)

「それはまた通院先の先生と相談になると思います。何を優先にしていくかということだと思います。静脈血栓があれば飲んでいた方がいいかと思います」(私)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”